五月晴れ
今まで、
「5月にすっきりと晴れて湿気も少ない爽やかな天気のこと」 かな~
と思っていました。(この年まで)
天気予報のキャスターさんが、解説していました。
「梅雨の晴れ間のことを言うのです」。
そういえば6月のほとんどは旧暦の5月ですね。
「あめがしたたるさつきかな」今の6月の句のようです。
でも梅雨の晴れ間といっても、さすがに旧暦6月では無理でしょうね。
さてさて、ウンチクはこれくらいにして出発しましょう。
正に五月晴れ。先週の出撃予定を涙を呑んで延期したのは大正解でした。
いよいよ日本海ツーの実行です。
いきなりの3連発。
実はこのツー、以下の3県に進出するのは私のキャンツー史上初めてです。
まずは新潟県。シンボルマークは 朱鷺 ですね。
富山県は、雷鳥。
岐阜県はよく分からないデザインでした。
一気に3県も制覇出来ました。(いつもながら大袈裟)
さすがに日本海を目指すに下道オンリーでは一泊だけではムリ。
まず1泊目は、昨年このツーを決心させた青木湖のお世話になります。
今回は近隣の違うキャンプ場も考慮しましたが、「大向キャンプ場」のおばちゃんのキャラに再会したく大向に決定。
土曜日ではありますが、入りはイマイチ。4組7名。
座間から出撃のキャンツー若者2人は、私の下道ツーに驚いていました。
新兵器のご紹介。
手前はエスビットのアルコールバーナー。ずっと前の購入でしたが、実戦投入はお初。
今回は湯沸しのみですがなかなかの優れもの。
ヘルメットに装着の異様な物体はキクダケブルートゥース。(発信機能無し。ソロツー用)
ナビからの案内や音楽(主に演歌)、またスマホからの音楽(やっぱり演歌)も聴けます。
朝の最低気温8度。おばちゃんいわく「今朝は涼しいね~」
おばちゃんに「又来てね~」と見送られ、まず目指すは、すぐ近くの
佐野坂(旧道)です。撮影地は「鬼石」の前。路面はひどいじゃりダート。
完全なタウンユースの愛車にはつらい試練でした。
白馬村を過ぎ、小谷村を過ぎれば、洞門の連続です。
そういえば、九州の「青の洞門」も半トンネルですね。洞門という言葉の意味を再認識しました。
本トンネルが隧道で半トンネルが洞門ですね。
その洞門の途中に、テラスのように外を眺めるスペースを発見。急遽Uターンし入場。
スクーターの機動力のおかげです。
また小谷村のトンネルを通過中、温泉(硫黄)の匂いをかぐ事も出来ました。これもツーの役得。
日本海到着。
愛車よこれが日本海だ。 大袈裟ご容赦。
国道を南下します。
親不知の絶景です。
ずーっと前、車で国道脇の展望台から眺めましたが、
今度は事前リサーチの成果。正式(?)展望台から眺めました。
更に進むと、丁度お昼時。
ご当地名物の「タラ汁」定食にしました。要するにタラのぶつ切り味噌汁ですね。
コクがありうまかった。 九州で食べた鯉こくのようなコクでした。
ここも以前訪れたヒスイ海岸。
それらしい小さな石をゲット。ヒスイであることを信じ、大事にとっておこう。
富山市内を通過し、ずーっと進むと、安房峠。長野県に帰ってきました。
この下のトンネルは原付2種も通行不可。
止むを得ずくねくね峠道をのぼりましたが、峠からは北アルプスの絶景を拝めました。ご褒美ですね。
松本平に降りてすぐ今夜のお宿があります。
素泊まり2900円。貧乏ツーにぴったりのお宿でした。
お部屋はそれなり
ですが、お風呂とトイレはキレイ度Aクラス。アメニティーも気を使ってあり、再訪したいお宿です。
前金なので、気を遣う事も無く未明の出発も可。もう一人の宿泊者さんは6時前の出発でした。
今回の最後のミッション。笹子峠越えです。12年の尾白の森キャンツー以来、宿題として残っていました。
安房峠越えとどっこいどっこいの難儀度ですが、峠はトンネル。
趣はありますが、ちょっとガッカリな面もあります。
この下の国道20号を走る度に気になっていた「矢立の杉」
ここもなかなかの趣ですが、車ではちょいと難儀な場所です。
3日間の走行距離は、930KM。
総費用は、お土産や飲まなかった酒の分を差し引くと約1万円。2泊3日交通費込のコスパ最高な旅となりました。
それよりも何よりも、日本海に到達したという達成感は何物にも代えがたいものがあります。
これがあるからやめられませんね。キャンツーは。